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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

最初は「またブシロードが金に飽かしてなんかやってる、覗いたろ」ぐらいの気持ちであったし、1話の時点では「ペロッ……これは『ウテナ』と同じ匂い!一応3話まで見よう」という感想だった。
そこからあれよあれよと沼にハマり、5話のまひる回~6話のふたかお回で頭まで沼に浸かった。

ビジュアル面では、全編に渡ってまるで崩れない鉄壁の作画に加えて、作画・演出・挿入歌が一体となったレヴューが凄まじい出来。圧倒的な説得力を視覚と聴覚の両面から叩きつけてくる。
各キャラのアクションもさることながら、各キャラクターの心情を巧みに表現した楽曲と、その楽曲の盛り上がりと連動した破天荒な演出の上手さが素晴らしい。
特に6話の「約束のレヴュー(花咲か歌)」、8話「孤独のレヴュー(RE:CREATE)」は圧巻。何度でも見れる。

9人の舞台少女には個性、魅力、そしてどこか応援したくなる『隙』があって、全員を好きになれる。
個人的な「推し」はななだが、何なら「全員好きだ」と言ってもいいほど。
「バトロワ」系の側面を持ちながらも、少女たちが互いを過剰に敵視することなく、自分の心に抱えた悩み、歪みをレヴューを経て昇華し、作品全体のキャッチコピーである「アタシ、再生産」(=己を高める)を実践していくさまには、上述の少女たちの心情のビジュアル的な表現と相まってカタルシスと感動があり、単に「百合!関係性!尊い!」で片付けられない、エモーショナルなパワーを作品全体から感じた。
そうした彼女たちの強く、美しく、気高い姿は、作中の言葉を借りるならどこまでも「まぶしい」。
先人が『ガルパン』に感じていたものはこういう涼やかさだったのかもしれない。ガルパン知らんけど。

そんな少女たちの織りなす物語は、毎週僕を魅了してくれた。
熱心なファンの言う「毎週神回」という感想もとてもよくわかる。

単なる『ウテナ』のフォロワーにとどまらない快作。
これを読んでる君、こんな駄文を読んでる場合じゃないぞ!今すぐYoutubeの公式チャンネルで無料配信の1話を見るのだ!!!



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