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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

監督の中村健治氏の「これは大奥を舞台にした、新社会人の物語なんです(※要約)」という補助線のおかげで大筋はなんとなく理解できたし、TV版と比べると物語はわかりやすかったものの、ディテールに関しては全然把握できず、中盤以降、脳内はずっと宇宙猫状態。
戸惑いながらも唯一理解できたのは、「豪華絢爛」の4文字が相応しい色彩に溢れた大奥やモノノ怪が巻き起こす世界の異変演出の進化、ハイパー薬売りのアクションの進化など、令和の技術力によりアップデートされた「モノノ怪らしさ」の凄まじさ。あらゆるカットが芸術のようで、1秒たりとも目が離せず、「作品を理解できた自信は1ミリもない、でもすごいものを見たという実感はある」という不思議な心持ちでシアターを出た。

「劇場で見てよかった」と断言できる、「芸術を浴びる90分」とでも形容すべきオンリーワンの体験ができる一作。
ストーリー面は小説版を買って補完したい。



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