舞台は──大奥
女たちの情念が渦巻く場所。
大奥とは、男子禁制の"女の園"であり、重要な官僚機構でもある特別な場所。この地に、新人女中のアサ(黒沢ともよ)とカメ(悠木碧)が足を踏み入れる。キャリアアップを図る才色兼備のアサ、憧れの大奥に居場所を求めるカメ。正反対の二人は初日から、集団に染まるための"儀式"に参加させられる。
御年寄の歌山(小山茉美)は、大奥の繁栄と永続を第一に考え女中たちをまとめあげるが、無表情の顔の裏に何かを隠している。そんな中、少しずつ、彼女たちを覆っていく"何か"。
ついに決定的な悲劇が起こり、薬売り(神谷浩史)はモノノ怪を追って大奥の中心まで進むが、モノノ怪を斬り祓うことができる退魔の剣は「形」「真」「理」の三様が揃わなければ、封印を解き抜くことが叶わない。薬売りが大奥に隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、退魔と救済の儀が始まる──。
愛憎渦巻く大奥女中の情念をこれでもかと色彩豊かな形を持って視覚的に表現してて感嘆する。
ミステリアスな物語にともよ様と悠木碧さんの心揺さぶる演技がのって見終わった後も心臓バクバクしてる。
おかめが笑ってお暇を得られてよかったよ。
アイナジエンドとTKのエンディングもかっこよかった。
過去作見てない,予備知識なにもなしの状態で,予告編の印象だけで鑑賞。
素晴しかった。
和紙の上に描かれているような作画,色彩もポップ感強め。
シーン転換にふすまを閉じて開く演出。こういった,独特の作りがよかった。
もちろんストーリーも良かった。
薬売りのかっこよさも良かったが,それ以上に大奥勤めとなるアサとカメも好みのキャラデザ。
最初から最後まで楽しめたね。