前の自分に囚われていた妹、花楓にフォーカスを当てて送られる劇場版2作目。前回よりも衝撃的な場面は少なかったが彼女の心情とそれを思う兄の心情が丁寧に描かれていたように思う。
自分で決めることの大切さ、決心を決める難しさ、今の自分にも刺さってしまった。
以下は備忘録もとい感想
感想
今回見た夢は麻衣さんが小学生の姿で出てきた。これが何を意味するのか。かえでの進路か…彼女は中学生のころに引きこもっていた。でもお兄さんと同じところに行きたいといった。
峰ヶ原高校に通いたいのだな。難しいと言われていたけど…。かえではそれでも咲太が通っている高校に行きたいといった。咲太はそれを思ってか峰ヶ原高校の願書を持ってきた。勉強を教えることにもなった。咲太はスクールカウンセラーの友部さんと共にいることが多くなったな。余程かえでのことを思っているのだな。青星高校?全日制じゃないところか。かえでに別の選択肢を提示するため?
麻衣さんと咲太の二人のやり取りは健在。かえでの願書はまだ届いていない、それを心配する兄、咲太。かえでの手に傷。この傷は一体…思春期症候群の一部なのだろうか。
出かけるだけでも一苦労、彼女はそれでも頑張ろうとしている。それを止める権利はないと咲太も分かっているのだろう。そして受験当日。彼女は不安がある中で、外へ踏み出した。
麻衣さんは咲太に触れられないことが悲しいとか言っていた。他愛のない会話がいいな。昼休みに体調を崩したかえで、いったい何が起きたのか。
彼女は昼休憩の時に同じ制服の女子に見られたと思った時に体調が悪くなり、自分を責め続けていた。もう一人の私が頑張っていたからと彼女は言ってしまった。
彼は少し思うところがあったのかその言葉を聞いた彼は何にも言えなくなってしまった。もう一人のかえでが叶えられなかった夢。それがお兄ちゃんと一緒の高校に通うこと。
かえではあの後やはり落ちてしまったのか。スウィートバレットの広川卯月、彼女のように通信高校に通うことでもいい。本当に峰ヶ原高校に通いたいのなら応援する。
でもそれが果たしてかえでのためなのか。もう一人のかえでに囚われているに見えていたのかもしれないな。実際そういう感じだったみたいだな。でも咲太にとっては両方ともかえで。妹。
皆に注目されても大丈夫なパンダすごいっていう目、かえでおもしろくていいね。卯月は母親が通信制高校を見つけてもらって、そこに行っていた。
卯月の考えを聞いてかえではどう思っていくのか。卯月は自分で決めることの大切さを母親から学んでいたのではないのだろうか。前の自分がいたから今の自分がいる。
かえでにもそれは響いたのではないだろうか。友達にもすごいと言われてよかったな。そこで峰ヶ原への合格通知。定員割れしたとのこと。彼女はそれでも自分で行きたい高校にいくと決めた。
他の人からはみんなと同じが良いと全日制にしようとしたところ、巡りあわせだったとしても彼女は自分で決めたことなのだから。