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とても良い

ユフィにとって、アニスとは分からない存在であり、ただただ遠い……と感じている。きっとそれは憧れのような不理解で、羨望もできないくらいに羨んでいるのだと思う。

アルガルドに捨てられて、それでもユフィが何も感じないのは、自分がただただ王子の婚約者という役割を演じていただけ。そして、中身が何もないからということを、ユフィは自分でも痛いくらいに分かっていた。

それでもアニスは、そんなユフィを求めてくれた。何もないと感じている自分に、彼女だけは「ユフィはユフィだから、そこにいて欲しい」と言ってくれた、ユフィのことを本当の意味で見つけてくれたのだ。

そんなユフィだけれど、アニスにとっては彼女は憧れ。自分が持っていないものを全て持っていてるのがユフィなのだ。だからこそ、アニスはそんなユフィへの憧れの感情と一緒にいたいという想いを昇華させるために、彼女の綺麗な魔法をもっと輝かせる虹の魔剣を作ったように思う。それに、アルカンシェルの魔剣の虹の意味は、「ユフィは何もないなんてことないよ、私にとってユフィは全部持っているんだよ」というように見えていた。



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