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とても良い

栄光の日本ダービーに臨むウマ娘たち。結果は、テイエムオペラオーを突き放したナリタトップロードと競り合ったアドマイヤベガが一着を勝ち取った。

そんな優勝を勝ち取ったアドマイヤベガは、レース前、皐月賞で無惨にも力を発揮できなかった自分自身を「情けない」と強く悔いていた。そんなアドマイヤベガのレースの原動力は、自分の代わりに生まれてこれなかった妹の分も走って勝って、その自分の中にいる妹を笑顔にさせるという誓い。

そんな内なる妹への思いというのは、誰かのためという理由と自分自身のための理由が高度に絡み合っているようで、だからアドマイヤベガのダービーに懸ける思いこそが一番だったように思えた。

そして、二着だったナリタトップロードにとって、今度こそはと臨んだのがこのダービーだった。そして、ナリタトップロードは力を出し切った完璧なレースを走りきれた……が、

それでも……また勝てなかったというのは、皐月賞で惜敗するも一番人気に推してくれた観客と、「練習量は裏切らない」と力付けてくれたトレーナーの期待を、何よりも裏切ってしまったように見えていた。だから、同じく惜敗だった皐月賞とは違って、今度のナリタトップロードは人目をはばからず声を上げて涙を流したのだと思う。



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