1期は少年漫画×ダークファンタジーの王道に則った物語といって差し支えない内容だったように思うが、2期は後半になるにつれて雰囲気も様相も変わっていき、個人的には面白さが一気に加速した。
特に最終話の雰囲気は異様。もはや完全に1期とは別物。
過去編を見るのが大好物な私にとっては、懐玉・玉折編も、五条・夏油が現在の姿に至るまでの過程を簡潔に描いていてよかった。
渋谷事変では、主人公である虎杖の視点だけに限らず、それぞれのキャラクターの視点で同時多発的に戦闘が描かれており、群像劇を見ているような感覚があって、その点も非常に面白かった。
1期・過去編で各キャラの掘り下げがしっかりあったからこそ、キャラに愛着が湧いたし、その分展開も辛いものがあったけど…。
話の面白さで忘れていたが、アニメーションの完成度が素晴らしかった。とにかくぬるぬる動く作画こそが正義みたいな風潮は好きではないが、これは本当にあっぱれと言いたくなる出来だった。
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※ネタバレ含む
言い方が適切ではないのは承知の上で、物語としてのキャラの死なせ方がかなり好みかも。
数話しか登場していない天内理子やナナミン、正直なところ自分自身キャラ的にあまり好きではない釘崎でさえ、亡くなる場面ではそれなりのショックを受けている。
敵キャラである真人や漏瑚に関しても、2期のこのタイミングで主人公勢力以外に倒されるとは毛ほども想定していないので、驚き。
絶望への落とし方が上手いのかも。
思い返してみれば、理子は生き残る道が見えた瞬間に、ナナミンは火傷跡の生存可能性を仄めかした上で、釘崎は真人に善戦したと思わせて。全部、一旦希望を見せているのが憎い。