口笛吹けてないぞ!常宏!とか思いつつ、そんなぎこちない二人の関係性も釣りを介して段々とその距離を取り戻していく様子には温かさ。「釣りをしている場合ではない」という言葉を否定した「釣りをしている場合」と言い放つ常宏。
彼が言いたかったのはちゃんと来院したことではなく、貴明への感謝という展開が泣かせるなぁ。これまでのダメダメの人生に突きつけられた死を前に、自分勝手・自暴自棄に生きていた常宏がついにここまで前向きに生きられるようになった成長に涙が溢れてくる。
そして、そんな彼の様子を見て、自身の家族の話をする貴明と。魔が差し差したすれ違いの末の最悪の別れ。後悔に今も苦しむ彼に、響いた「釣りって面白いなぁ」という言葉。それが貴明の一歩を踏み出すきっかけになったのがとっても感慨深い。
〆は2年ぶりの再会を果たす常宏たち。心温まる良いお話でしたっ!