この真っ直ぐに気迫がぶつかり合う熱量の高い展開をもっと早く見たかった。
21-21からの劇伴無しの演出は素晴らしかった。
綾乃はラストの攻防で憑き物が落ちた感じだけど、海老名の言う通り、キャラ変わりすぎ。イビツに硬直した親子関係がわだかまりを残しつつも少し緩和されたのはよかったけど。
この最終話は概ね良かったし、最後に示されたテーマ性もやや取って付けた感はあるけど良かった。全話通じてのプレーの映像表現も素晴らしかった。ただ、シリーズ構成と大枠のプロット、主人公と母親のキャラ設計については個人的に受け入れ難いものがあった。他のキャラは全て良い印象なのだけど……そこは原作に依拠する要素でもあるから、アニメの出来として捉えるべきではないかもしれない。そう考えると、アニメとしては制作陣の意欲が垣間見えるし良作と思える。