陸奥と兵庫、母馬の最期があまりにも無惨。
奥方の言う通り、そもそも国を立て直すのに鬼神に頼ったのが間違いで、その報いが今来ているのだろう。
けれど、百鬼丸も根本は人であるはずで、引き戻せるのはどろろだけなのだろうなと。
戦国時代、生き抜くために複数の領主と取引きした農村もあるらしい。農民がただ戦の犠牲になるだけでなく、自立的な生き方を模索したのだと思う。農民は領主にとって資源であるから、徒に搾取収奪するだけでは国力を付けられない。だから、交渉の余地があるわけで、戦が始まりそうになると、国境近くの農村はどちらに着くかの判断をしたとか。
まさに、誰もが切実なサバイバルに晒された時代。