アダマンタイト級冒険者・朱の雫は少なくともデスナイトを軽く倒せる強さか。
法国の漆黒聖典が勧誘しに来たけど、青の薔薇は断ったと。
アインズ様、やっぱアンデッドの思考なんだよな。博愛主義者ではないし、人間の命など何とも思っていないが、マジックアイテムや宝物には執着心がある。恐ろしや……。
ザナック王子は人として立派だったと思うけど、残念無念。魔導王に情けはなく、身内贔屓に基づく冷徹な合理性のみがある。モモンガは最初は人間のメンタリティを持っていたはずだけれど、アインズ・ウル・ゴウンとなってからアンデッド的感性が半ば無自覚に濃くなってしまった。視聴者としてはそこを楽しむ作品だとは思う。
分かってたけど、この作品は生者の正義とは異なる価値観で物語が進んで行く。死者の考える幸せの価値軸に沿っている。そこにたまたま合致するか、理解する者しか生き残れない。道理はあるが、生者のそれとは重なる部分と重ならない部分があり、後者の方が大きい。
青の薔薇の面々も無惨に散って行くのか、それとも魔導王に利用価値を見出されて生き残るか。