蛇が現れなかったらトルフィンはモロにパンチを喰らわなかっただろうな。トルフィンの絶妙な受け身はそれほどの高等技術。
相手に99発殴らせて、器を認めさせたトルフィン、かっこいい。こちらから殴らない理由は、トールズがかつて言ったこと。トルフィンはもうしっかりと理解している。
確かに最もヴァイキングを束ねて制したのはクヌートだ。クヌートの罪を背負う悲しき覚悟。これはデーン人の王家に生まれたからこそ辿る道なのだろう。エイナルの言う通り、虐げられる農民からすればたまったものではない。
事実、クヌートの北海帝国は一代で瓦解した。が、一応安定したとも言えるその後のヨーロッパ封建制の枠組みを作ったことは大きい。