白珠に一巳の子が出来た訳ではなかったけど、初めて自分の身の振り方を白珠が選んだ。よかったね、くぎゅ。
真赭の薄は、自分の都合による押し付けがましさがあったが、若宮に論破されて、その後は潔かった。利発さゆえに反省も出来る人物かと。
本命かと思われたあせびは、世間知らず故に無自覚に掟を破り、一の姫を退かせ、下男を死なせてしまっていた。あせびに世情を何も教えなかった周りが悪いとは言え、あせび本人にも咎はあるだろう。若宮に指摘されて自分がしたことの意味を飲み込めず、呆けたようなあせびの表情が印象的だった。この調子だと朝廷でやって行けそうにないし、早々に心が壊れるのでは。
それか、あせびが初めから意図的に仕組んでいたとなれば、とんでもない曲者だけど。前回の路近や敦房のこともあるから、この作品ではその線も消せない。
これ、誰が妃に選ばれるんだ?ここへ来て分からなくなったぞ。おもろ!