大団円。卒業から8年後までの後日譚までも。
ヴィランの減少により、ヒーローの社会での役割に変化が出てきているのが良かった。お茶子ちゃんがカウンセラーになっているのも。
誰もが人生の主人公であり、そこに持って生まれた特殊能力の有無は関係ない。そのことを一番分かっているのが緑谷出久なんだろうと思う。
現実社会でも、普通の市井の人々が支え合って家族や社会を守っているわけで、本来、ヒロイズムには個人の社会的な課題を特定の誰かに委託することで責任感を薄れさせてしまう危うさがあると思う。僕がこの作品の初期から着目していたのは、そのヒロイズムの根本的な問題点をどう扱うかだった。
どうしてもバトル漫画の面が強いのでそこまでは踏み込めてないと思うけども、この作品世界において、ヒーローの社会的な位置付けをより市民生活的な地平に着地させた感があることは素晴らしいと思う。
最高の最終回。