☆☆☆☆(4.2)
早苗が蔵六にきちんと意見を言うところで胸が熱くなった。家族がどうあるべきかをちゃんと言えることは尊い。
蔵六じいちゃんの説教がよかった。ヒトでないから何してもいい的な考えは道理が通らない。紗名がヒトのような心を持っていることが大切。このことは生命倫理に属する深いテーマ性を孕んでいる気がする。現象であれ生物であれ、人格を持つ存在は人として尊重されるべきというスタンス。ただ、何を持って人格というのか。ヒト以外の生物にも心があるわけで…そんなことを考えさせられた。
蔵六はこれまでの触れ合いを通じて、紗名が人間の心を持っていることを確信しているから、ミニーCの歪んだ理屈に真っ向からNo!を突き付けたわけで。
自分の根本的な存在意義の有無の間で揺れに揺れる紗名が、蔵六に引き寄せられて泣くシーンは涙無しには見られなかった。
一条さんかっこよすぎんよ。内藤達が属してるのが内閣情報調査室特務機動班? 米軍とつるんでる勢力とは敵対してるってことか。