筋肉痛だし。
上手くいくか分からない感じのカップリングが、真面目な青春群像劇っぽい。
何を考えてるかはっきりは分からない感じの主人公のこの描き方は好き。
一言で言うと、各要素の炸裂具合いが足りないかなと。それぞれのキャラの見せ場も繋がりも中途半端な印象は否めない。上条さんですら、決めゼリフと決めパンチが若干スベってる感があった。
大筋のプロットはよく練られていると感じたけど、末節を描き切れていないかなと。多くの要素を90分に詰め込まざるを得ない劇場版にありがちではあるけど。
作画は基本的にキャラも背景も劇場版らしい美麗さ。ただ、キャラの動きに関しては特に目を惹くものはなかったかと。
もう少しキャラを絞ってそれぞれのウェイトを厚くしてもよかったのではと思うけど、いろいろ大人の事情で欲張って詰め込んで各要素が浅くなったのかもと想像する。出演キャラが多い方がファンの不満が少ないのかもだけど。
チョロ松一松コント最高だったw
共通点無さすぎてどうやってもどこまで行っても気まずい組み合わせってあるよなぁと。
突然の照英推しは何なんだw 本人役上手いしw
なんかシュタゲみたいになってきたな……
Zにケイスを渡すことで笑が死なずに済むとして、異分子だと言うヒーロー達の存在の意味はどうなるのかな。他の敵の動きが世界線にどう影響するのかも気になる。
あと、タァケェシィはもう聴けないのかな……
人が変わるかどうかは周りが何を言ってもダメでその人が持つ縁次第って、千晶先生は深いことを言うなぁ。
山本さんは困った子だなぁ。家族や他人が自分に対して最初から否定的であるという世界観を勝手に作り上げて、劣等感から強い承認欲求に基づく自意識が形成されているわけか。こういった認知の歪みは誰しも多少は持ち得ると思うけど、山本さんはこじらせすぎだなと。
夕士が山本さんにアプローチしたのは無駄ではなかったと思う。山本さんは一度は突っぱねておきながら、逡巡があったのか、英語劇についての考えをレポートにまとめて来ていた。結果、タイミングの悪さと過剰な自意識が邪魔をしてレポートを破いて帰ってしまったけど、このことが彼女自身の内面の転機を導く何かの縁に繋がる可能性が微レ存……。
時計塔の後日譚は原作にはなかったような。UBWとhollow ataraxiaの間の時期に該当するかな。それとも僕の記憶違いか……凛とルヴィアの格闘とか、どっかで見たような……うっ、頭が。
この士郎と凛の時計塔時代を描いた2次創作のWEB小説が昔あったんだけど、凛のサーヴァントとしてセイバーが現界し続けていて、日々発生する魔術師絡みの事件を3人で解決していく探偵物になっていてロンドンの街の秀逸な描写とあいまって素晴らしかったのを思い出した。まるでそれを彷彿とするように映像美を見せてくれるこの最終回。
凛は魔術師として根源を目指す人生、士郎は正義の味方の荒野を。どちらも途方もなく壮大な道のりだ。「ここは狭かろう」と言ったのはウェイバー。たくましいおっさんになった感あるけど、きっとイスカンダルと共に戦ったことが彼のその後に影響したんだろうなと。Zeroからのパスをここで繋ぐのも心憎い。
よくぞここまで余すことなくアニメ化してくれたと思うし、改めて原作者の奈須きのこ氏の構想力に舌を巻いた。