卒業式は寂しくもあり、清々しくもあり、リズムよく流れていく。
そして行き着いた先に、壮大なタイトル回収が待っていた。
主人公は
「自分の命が、誰かを救ったことを知らないまま死んだ」。
天使と呼ばれた少女は
「命を救われた感謝を、本人に伝えられないまま生きてきた」。
Angel Beats!
――天使の鼓動。
女の子と主人公、二人で一つの心臓。
自分が誰かを助けられたと知ることができた。
感謝を、本人に伝えることができた。
二人が出会うことができた、この死後の世界。
そして、その先にある未来で――
二人は、三度出会えたのだろうか。