「よい」に魅せられた鬼夜叉。
自分も舞ってはみるけどうまくいかない。
あの衝撃的な舞はどう表現できるのか、納屋で会った白拍子の元に通いつめる。
白拍子のよいは自らの命を対価として舞っていたのではなかろうか。
身売りで身体、精神的に摩耗した彼女。
鬼夜叉の贅沢な悩みに思わず悲痛の叫びがこぼれる。
あんたには身体があるじゃないか。
手のひらからこぼれ落ちる花弁は、白拍子のタイムリミットが迫っていることを表す。
街で見かけた白拍子の舞のしょうもなさに、鬼夜叉は我を忘れて怒り狂う。こんなものは舞ではない、私の知ってる白拍子じゃないと。満ちた喜びが彼女を変えてしまったのだと、報酬を与えた父に飛びかかるも、芸事には正当な対価を与えるべきだと父親に一蹴されてしまう。
反省独房に入れられている間にイヤな予感がし、抜け出してみるともうそこには花弁が落ちきった白拍子の姿があるばかりだった。
悲しみに暮れる暇もなく、鬼夜叉は舞う。ひたすらに舞う。人はなぜ舞うのか。多分わかった気がする。
どうしようもない心の揺れ動きを、ダンシングするんだ。
圧巻の演出と作画、一気にノってこられた!!