礼子回。何度も転倒する姿からカブで登山挑戦する厳しさを感じつつ、やり切った清々しさも。それと共に、遠くを見るような話し方だったり、突然親しげになる掴み所のなさなど、礼子のちょっと不思議な性格が印象深くもありました。あけすけで気持ちの良い子でもあるんですけどね。
そして今回、回想をメインにストーリーが進みましたけど、子熊の問いからタイトルカットを挟んで礼子の回想へ、更に山小屋店主の問いから富士山を目指し始めた経緯の回想へジャンプ、と時間を行ったり来たりしつつも自然にお話が展開してゆく繋ぎの巧さが印象的でした。
それにしても、昔原付でコケた時めちゃくちゃ痛くてしばらく起き上がれないほどだったので、何度も転倒する姿はまあ見ていて痛々しかったです。よくもまあ無傷で済んだなと。