私にはなにもない。と思っていた。
山梨県北杜市の高校に通う女の子、小熊。
両親も友達も趣味も無い、
何も無い日々を過ごす彼女だが、
ふと見かけた中古のスーパーカブを買ったことで、
ちょっとずつ短調な毎日が変わり始める。
角川スニーカー文庫にて刊行中のライトノベル
『スーパーカブ』はTVアニメが4月から放送開始!
評価:S
特技も趣味もないないの少女がスーパーカブと出会い、友人ができ、人生が少しずつ変わっていく物語。
第一話の、スーパーカブを手に入れて、それまで灰色だった世界が色づいていく演出にグッと掴まれた。
第五話に突然頭文字Dが始まって困惑した。
第六話は名作。
新しいものに出会ったときのワクワク感やドキドキ感を思い出させてくれるアニメ。四季が一巡しワンクールでよくまとまってると思う。
雰囲気が良いと思います
不器用なところもある少女たちの関係が、じんわりと温まっていくようないい作品でした。
彼女たちを取り巻くいろいろな事情を、重くしすぎず軽くしすぎずの丁寧な演出も好きです。
とにかく疲れないアニメだった。
登場人物も少なくテーマ性や作家性があるのか無いのかわからない。
でもそれでいい。
心情描写で景色が鮮やかになるってのが幾度かあったけど好きだなぁ。
新しいものを手に入れて拡がる世界。そのあたりがうまく表現されていたように思う。
メモ
Date:2021/4/9-2021/6/25
Score:91
Ranking:3
初めて映像を見た時には、「環境」ビデオとも言うべき精緻な背景描写に大変驚いた。
静かな良さを感じる作品。
評価 A 65点
キャラの魅力が弱い。ジェネリックゆるキャン△。
★★★★★★★☆☆☆
rated on myani.li
一言でこの作品を表すと幸せになるツボ商法でした。
悪い意味ではなく、スーパーカブによって新しい出会いに触れる主人公(小熊)が何かと語りかける様子がまさにツボ売りなのでこんな表現をしました。
感じの内容ですが、とにかくカブを褒めることが多いアニメです。
世界的にも最高傑作と名高いカブですが、日本では郵便配達かおじちゃんの乗り物という印象が強いのではないでしょうか?
そういったイメージを女子高生が乗るから良いイメージに転換されるし、物語として描いたほうが万人にとっても受け取りやすい。カブ自体の良さをとにかく伝えようとするいいアニメだなという印象を受けました。
主人公の小熊自体がかなりぶっきらぼうで無表情。カブと触れ合っているとふと笑みが漏れてしまうような、中身おっさんの女子高生です。
そんな彼女がカブに乗るからこそカブの良さを受け取りやすいと感じました。
褒めるだけではなく、欠点であったり、迷信的な内容も排除するようにストーリー内で描かれているため知識も増えて面白さも感じました。
ばくおん!!というアニメもありましたが、同じバイクでも全く真逆の伝えたい部分があったアニメなんじゃないでしょうか。
万人ウケこそしないでしょうが、いい雰囲気アニメが好きな私にとってはすごく好きなアニメでした。