Annictサポーターになると広告を非表示にできます。

貨幣が導入されたことで無限に富を増やせる瑞穂を頂点として、日差しを浴びながら重労働しなければならない生徒がいる一方、超能力のある子はテントの日陰で座ったまま手を動かすだけと、あからさまな格差社会の構図になってきてるのはエグいなと苦笑しつつも興味を惹かれるところ。

仲良くなりたいのについきつく当たってしまう瑞穂、意見を言えなくて卑屈になってしまう長良、そして暗幕に引きこもる生徒と、気持ちを素直に表現出来ずそれぞれ四苦八苦している姿が、当人たちは切実なんだけどなんとも思春期らしい初々しさや不器用さを感じてほっこりしてしまったり。

特殊な環境を使って思春期の不器用さや登場人物それぞれの人間味を上手く描き出しているのが、今のところ本作の大きな魅力になっているかなと思います。

それから前回の島のリセットもそうだったけど、暗幕を一気に捲ってしまうシーンはそれぞれ淀んでいた心模様がぱっと晴れ渡るような爽快感を感じさせて心地良いですね。



Loading...