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良い

1クールに複数TS物があるとはやはりTS黄金時代なのか?
主張するハイライト・線などはあまり今時の画風ではないが、可愛いシーンがちゃんと可愛いので気にならない。
あまり目立つのを気にせず面倒事をしばくので穏やかに観られる。



普通

おじさんと少女で戦う感じの話。ロボットアニメが絆パワー系に展開した類型。髪が光るのは古くはドラゴンボールだが最近だとRFAを思い出す。
クウミは人工の御巫で…だとか巨獣が実は悪い奴ではなくて…とかが透けて見えるが果たしてその辺を超える「世界の秘密」があるのか少々期待を持ちにくい。



とても良い

姉の後を追い同じ力を求めるアルガルド。なかなか保守派が根強い様子。
ユフィの処遇についての話でも見せたが、政治に通じまた自信に溢れるアニスは正に王者の風格であり、一層「魔法適性があったら」という言葉の信頼度を増している。皮肉なのは恐らくそうした話(魔法に拘らず能力を評価する)を囁くのは恐らくリベラル派の人間であり、一方でアルガルドを支援しているのは明らかに保守派の魔法省周辺である事だ。
アニスフィアであるからこその台詞が詰まった良い回。



良い

今回は三つ編みにパンツスタイルでやんちゃな装い。
相変らず1カット内の芝居が濃い。「一人ゲーム大会決定~」のところなど凡百の作品は2動作くらいしか描かないだろう。
洗い物をする2人とリビングの3人を後ろから映す場面も近景・遠景のどちらかしか動かさないのが恐らくは普通だ。
一方で枕投げの辺りは第6話でもやや片鱗があった戯画的(手塚漫画的)な造形が顕著でかなり異質。そういう意図なのか(円盤で修正されないのか)気になるところ。芝居的にもリミテッドアニメーションのやり方になるので、普段の緻密な芝居とは折り合いが悪いと思うのだが。
内容的にはまひろ側が同性という事で遠慮がなくなるのに対してみはりがなかなか慣れないのが印象的。まひろが全体的な社会性の復活を志向しているのに対して、みはりが一歩退いてプロデュースしようとしていると解釈しても良いだろう。そうすると明示されざる「お風呂はお姉ちゃんと入りたい」的な台詞があったという示唆が一層味わい深い。



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