いよいよ、ロボット物としての真価が問われるAS戦。前作までは手描きだったASが今作では3DCGになったが、3DCGが苦手としていて手間もかかるダメージ描写も頑張っているし、手描きだと枚数を喰うべへモスのゆっくりとした動きなども3DCGでなければ難しいだろう。ディテールの描写も、演出面・作画面ともに自分の目から見て問題はない。
なのに、どうしてだろう、見ていてイマイチ盛り上がり切らない。確かに、主人公サイドが追い込まれる展開が続くので、大きなカタルシスは難しい局面ではあるのだが、にしたってもう少し抑揚があってもいいのでは。素人考えだが、例えばBGMの使い方を変えれば、フィルムから受ける印象も変わったりするのかなあ。