3本つきあってきた最後の映画がこれって……。わざわざ劇場まで足を運んでこんな目に遭うなんて、自分の普段の行いが悪かったのだろうか。
(ここから先は映画の結末に触れるので、Twitter上でのネタバレ回避のためにこの一文を書いておく)
どうして、人類の文明を道連れに主人公が自殺、なんていう結末になるのか、自分にはさっぱりわからない。作り手は「人類の文明は滅ぶべき」というようなことが言いたいのか。自分には全く共感できないし、共感できないまでも一理あるかもと思えるような物語にもなっていない。
前2作は、「どうやってゴジラを倒すか」に焦点が絞られていて十分に楽しめたが、今作はそうしたストーリーの軸もなく、宗教の勧誘の様子を長々と見せられるばかりで、平板な印象。怪獣は動かないし、人類も大したことはしないしで、映像面での見応えもない。
これでいったいなにを楽しめばよかったのだろう。