原作はWeb版を既読で、アニメ放映に備えて先日読み返したところ。
引きの画でも崩れのない作画、しっかりと練られたプロップや美術のデザイン、イメージ通りのキャスティングと、丁寧に作られていることが感じられ、満足度の高い第1話だった。これなら安心して見続けられそう。
例えば王様の玉座、さりげなく柱で隠していたりするが、王様と同格に見える空席の玉座が隣にもう一つあるあたり、作り手が原作を読み込んで伏線を張っているなあとニヤリ。
自分にとって原作の魅力は、やはりナオフミのキャラだろうか。スタート時点でどん底に落とされて歪んでしまったことで、主人公としてユニークなキャラになっていると思う。原作のどこまでアニメ化されるかはわからないが、ナオフミが失くしてしまった味覚を取り戻せるといいな。