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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

積もりに積もった憎しみはいつか核爆弾のように大爆発する。壁外人類はその全ての憎しみを島に向け続け、結果として恨みが爆発したら自らの過ちに気づくが時すでに遅し。
もう壁外人類に希望なんてないし、生き残ってもすべてを失い絶望しかない。その絶望のなかですら生を望み、抗い続ける。
エレンもこの道を模索したが、結果を知っているエレンは絶望に抗うことを諦め、地ならしによる虐殺の道を選んだ。あれだけ自由を望み続けたエレンでさえ、不自由を結果として選んだ。
だけどミカサやアルミン達はエレンとは違って、まだ諦めてない。まだ自由を見ている。だからエレンはミカサ達に自分を終わらせて、後を託そうとしている。自分でさえ実現できなかった自由を、自分の分も託して、ミカサ達に託そうとしている。
ハンジさんもまた自由。そうさざるを得なかったのは、周りの環境が強いた形だけど、自分の終わり方と言うものを自由にできた。格好つけて、巨人と共に終わり、責務を全うした。
結果として、ミカサ達はずっと希望を信じ続けて自由を諦めなかった。常に自由を求め続けたエレンが、希望を諦めて不自由に縛られて終わりを望むというとはなんとも皮肉なこと。



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