なんとなく2クール使ったクリエイターのオナニーのようにも。
で、原作キャラが二次創作キャラに勝てなかったわけで、クリエイターの敗北だったのかもしれない。
限界した被造物が死んでも原作に変化はないし、結局どこから来てどこに帰っていったのか。彼らが作品世界に戻ったことで変化はあったのだろうか。クリエイター論云々よりそういう話を見たかった。
個人的には彼らは皆の心の中からやってきて皆の心の中に返っていったと考えるのが無難かなぁ〜と思うが、そういうところははっきりさせないと、設定の根幹になるところなので。
いっそのこと、全ての人の記憶を消して夢だったことにしたほうが良かったんじゃなかろうか……「もしもご縁がありましたら、またお会いしましょう」……的な。絶句……をまた読みたくなった。
(絶句……:1983年の新井素子の小説。吾妻ひでおのイラストと合わせて元祖ラノベともいえる作品。新井素子の小説から現れたキャラが起こす騒動に作者である新井素子本人が巻き込まれる話。個人的にはレクリよりずっと納得感のある良いオチだと思った。むしろ絶句をアニメ化してくれれば……)