化物語のとき、これは思春期特有の不安定な精神(中二病ともいう)が怪異という形で表現されて、精神を安定させ思春期を脱する(中二病を卒業して大人になる)という話で、少女たちが大人の階段を登る中、主人公である阿良々木暦は中二病を卒業できないままである、という風に理解していた。
なので、その時点でオチはある程度予想されたものであり、扇の正体もそのとおりだろうなということだった。しかし、阿良々木暦も大人になるのだろうと思っていたのだが……本人も言うように「青春は終わったが大人にはまだならない」ということで、中二病は続くのだな。阿良々木暦は40歳過ぎても大人にはならず、今みたいな言動をしているかもしれない。
中二病でも恋がしたい!では中二病は積極的逃避としてオチがついたが、阿良々木暦も逃避を続けるのだろう。