細部まで練り込まれた斬新な設定と迫力ある戦闘シーンが魅力のとても面白い作品だった。「不死(アンデッド)」「不幸(アンラック)」という風な否定者っていう設定がまず面白かったし、それを起点とした世界観の作り込みとかも良かった。キャラクター1人1人も個性的なキャラクターが多かったし、否定者の能力ゆえに様々な過去を抱えていても、前を向いて進もうとするキャラクターが多かった。否定者としての能力を活かした能力バトルみたいな部分も多くて面白かったし、その戦闘シーンも躍動感や迫力があって見応えがあった。設定自体はかなり斬新で、ストーリーもかなり綿密に作り込まれてたけど、展開の中には幹部勢揃い、敵との共闘とか、ジャンプ作品らしい王道展開もあってテンションが上がった。予想できない展開も多かったし、特に円卓のメンバーの1人であるビリーの裏切りは全く予想してなかったから驚いた。裏切りはしたけど、その時のビリーはめちゃくちゃカッコ良かった。終盤には安野雲が登場したけど、彼の物語として1期を締めるかのようなストーリー展開、演出がかなり良かった。安野雲の物語は1期で一応の完結かもしれないけど、アンディや風子の物語はまだ終わってないし、最終回のラストはジュイスとビリーの対面で終わって、まだまだ続くことを感じさせる終わり方だったからぜひとも2期が見たいと思う。