とにかく綺麗であり時として迫力もある神作画、キャラの内面を映す際のアニオリ演出、元々クオリティが高かった1期からさらにパワーアップして、凄まじい程のハイクオリティになっていて素晴らしかった。東京ブレイド=2.5次元舞台編は、それまで登場したキャラの多くをさらに掘り下げ、そして成長させる章、アイを殺した人物への復讐という作品の本筋に直接的に関わるわけではないのにこの面白さ、個人的に1番好きな章だから、想像以上のクオリティでアニメ化してくれてとても嬉しい。東京ブレイドの舞台の時はbgmやカメラワーク、演出などによって、実際にその場で舞台を見ているかのような臨場感と迫力があった。その中で、メルト君、あかね、有馬、そしてアクアに順にスポットを当てていき、それぞれの魅せ方にも工夫があってとても良かった。特にあかね扮する鞘姫のシーンは、全カットがとにかく美しかった。演技を楽しみ「私を見て」と強く主張する演技を見せた時の有馬の明るさと、復讐心やトラウマを刺激することで楽しみずに演技することで役者としての底力を見せたアクアの迫力、演出や絵のタッチにも工夫があって2人の対比も素晴らしかった。最後数話はプライベート編で、短いけどストーリーが大きく動く重要な章。雨宮五郎の遺体を発見し、ツクヨミにアイの死について聞かされたことによって、瞳の星が黒く染まり復讐を決意するルビーの迫力が凄まじかった。最終回Cパートのカミキヒカルも、短い出番で強烈なインパクトを残してくれた。復讐の物語としてのシリアス要素の描き方が最高だった。他には、2期は全体を通じてアクアとあかねの絡みが多くてすごく良かった。個人的に1番好きなキャラがあかねで、1番好きなカップリングがアクあか(アクア×あかね)なので、そういう点で沢山絡みを見れて嬉しかったし、あかねの優しさ・健気ぶりは作画や演じる石見舞菜香さんの演技の良さもあってすごく感動した。2期は総じて、1番好きな章と1番好きなキャラが最高のクオリティで描かれたからすっごく素晴らしかったし嬉しかった。3期も期待してるし、できればその先も、原作完結までこのクオリティで全話アニメ化してくれたら良いなと思う。