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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

 江戸から平成という長い期間を範囲として、人間と鬼のドラマを様々な形で描いていた作品だった。
 数百年生きる鬼と普通の人間の登場人物達の出会いと別れ、絆の描かれ方がとても丁寧だった。鬼と人間の違いも印象的だった。数百年生きる鬼であり年が経過しても容姿にはほとんど変化がない甚夜やお風、普通の人間であるため時が経てば年も取り、容姿が変化していく三浦兄弟や秋津という見た目の変化や生きる長さが違うが故の死別などの生きる時の長さの違い、異形故に鬼が恐怖の対象となり、それまでどれだけ親しくしていた間柄であっても一瞬で壊れてしまうことことの残酷さ、鬼と人の違いを、時に残酷に突きつけてくる作品だった。
 甚夜の心境が徐々に変化していく過程の描き方も丁寧だった。鈴音への憎しみを抱えて生きている甚夜が、江戸での人々との出会いを通じて柔らかくなっていく一方、今までの生き方を変えて良いのではないか、しかし変えるわけにはいかない、自分は弱くなった、中途半端なのではと苦悩する描写もあった。鬼としての生き方と人としての生き方に思い悩みながらも前に進む甚夜の姿の描き方がとても丁寧だった。
 辛く切ない展開も多かったけど、ドラマの描き方がとても丁寧で面白かった。鈴音との因縁の決着や、明治編のその後・大正・昭和編はどういう内容なのか気になるし、ぜひ続編をやってほしい。



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