今の社会の倫理観や規範とは違う世界のお話を描き切ったところが本格SFという感じ。
アキラの自認が人間だったところから始まって人間とアンドロイド、アンドロイドとアンドロイドの話から終盤でアンドロイドのふたりが人間であるアモルをどう受け入れるかに話を展開させたの鮮やかな手際だった…描かれてきたエルシーも含めると姉-弟、女性-女性、現代の結婚に近い男女てところで色んな繋がりとか関係の話をずっとしてたのね。
温泉郷の問題は解決がされなかったのでは?て言われてたのはアキラの後を追ってたオボロがどうにかしたのかな。図書館の火事の件りでセシャトの行動が不自然だったのはヨクラータにハックされてたのが納得いく説明だけど、じゃあヨクラータはあの時どう事が運べば狙い通りだったのかはよく分からないな…。
アウトサイズシリーズで詳しく描かれなかった機体があったり1クールの制約を感じる中で、駆け足でうまく纏めてあったように思いました。残った謎としてはアンドロイドのアキラがハコダテ郊外で起動されないまま保管されていた理由と、このタイミングで目覚めたことに誰かの意図とか必然性があったのか、かなあ。
あとYouTubeに「姫神アキラ活動報告日記」て動画が各話ごとにアップされていて、それを観ないと分からないことがあったり視聴後の感想も変わってくると思います。