セレジアの説得の言葉。アルタイルに向かったアリステリアの言葉。鹿屋の主人公としての言葉。ひかゆのはげましの言葉。印象的な言葉が多くて、グッと来た。
自分が生み出した被造物たちの戦いを見守る、創造主たちの姿も印象的だった。セレジアの身を案じる松原。アリステリアの敗北を見て悔し泣きの高良田……
そして、まさかのセレジアの退場。初回から登場していたキャラだったから驚いた。実力ではかなわないから、ああいう方法しかなかったのか……
熱い展開だったけれど、一つだけ気になったところが。
セレジアの身内を巻き込むというやり口。アリステリアを倒した能力。以前からその傾向はあったけれど、チートすぎるのはともかく、やり方が安っぽくてラスボスとしてはあまりに陳腐。面白い物語には魅力的な敵役が必要だと思ってるけど、彼女では役者不足に感じてしまう。プロの「作品」ではないから、なのだろうか……