仁菜が「私は間違ってない」と言うたび、間違ってないよね?と問うたび、
どこか不安だったけど、彼女は折れてはいけなかったんだ。
いじめられていた子を助けた、あの時の自分を否定することになってしまう。
桃香の歌に救われたあの時の自分が間違っていたことになってしまう。
いじめの顛末がなかなかえぐいというか、実際ありそうというか。
仁菜の行動は結果的には間違っていたのかもしれないけれど、
自分の心に嘘をつかなかった仁菜は正直格好良いと思う。
そんな彼女の歌声が桃香、すばる、智、ルパも好きなのだから。
まっすぐすぎる彼女を。
正論モンスターあらため正論大魔王w
ヒナはてっきりいじめていた側だと思っていたけど、実は違った。
正論でもって突き進む仁菜を止めようとしていたとはなあ……
ただ、いまだ自分は間違っていないと仁菜に直接突き付けてくるあたり嫌なやつだと思った。
しかし、あの頃のダイダスの、桃香の歌はヒナにも届いていた、
仁菜がそれにハッと気づいた時、見ているこちらもあ゛あ゛っとうなってしまった。
いろいろ合点がいってしまった。
憎まれ役だと思っていたのに、もう憎めないじゃん……
「トゲナシトゲアリ」の前には、まだきびしい道が続くのだろう。
でも、この最終話で見せた彼女たちの結束、そして観客の盛り上がりを見れば、
ダイダスと対バンしても負けない、いやそれ以上の存在になるだろうと感じた。
というか、いつか続きやってください。