パズルが解けたような、不思議な視聴感でした。
2ステージ制の提案は冬沢の暴走です。そのことを考えれば嫌なこと、納得のいかない事態で、前半はもやもやした思いを抱えながらの視聴になりました。
そんな中、何かひっかかっている様子の辰巳の描写が続きます。徐々に興味をひかれ注目してみると、納得のできる2ステージ制の(辰巳たちカンパニーにとっての)理由が、彼が糸口となって示されました。
そうしてみると、嫌なことだったはずの事態がとてもわくわくする楽しみなことに変わっていました。クライマックスのステージを、ストーリーの山場(冬沢のこと)は山場としながらも、純粋に楽しもうという心境になれたように思います。
不思議で、面白い視聴でした。
面白い話で楽しめました。ちょっと観終えるのに期間があいてしまったので、最終11、12話の印象に強く影響されているかと思います。時間が経ってもキャラクターを覚えていられて楽しめたのでキャラクターをとても良いに。映像やストーリーは普通ですが、あまりリアルに描写されても…という話の内容ですので好印象の普通です。
例えば最後の2回分でいうと、言ってしまえば行って帰ってくるだけの話、なのですがその過程が面白く、特に帰りは色々とすごいと思いました。面白かったです。
行って帰ってくる、行って戻ってくる。観た時は気付きませんでしたが、「おかえり」「ただいま」と言っていました。ここがホームになったというのは何か良いですね。