くくるが閉館の現実に向き合うまでの過程を丁寧に描き出している。 水族館が継続すれば、風花もずっと一緒にいてくれると思っていた……というところに、くくるにとっての風花の存在がよく表れている。 閉館後はみんなバラバラになってしまうと思うと、やはり寂しいよなあ。 一方の風花は、映画出演の誘いにどのような結論を出すのか。風花がこの夏の経験で得たものとは。 カイ視点からのくくるの描写。イリュージョンが見えたことを伏せておくところも味わい深い。 また、相変わらず映像が美しい。
アカウント作成するとこの機能が使えます。