勢いでストーリーを大きく進める回もいいが、今回のようにしっとりと、しかし着実に終わりを意識させる回もいい。2 期のこれまでの回よりセリフの余白が多く、その分劇伴が効いている。
同好会のあり方について。スクールアイドルに対する好きの形はそれぞれで、でも好きを叶えたい気持ちはいっしょで、そんな場としての同好会そのものも好き。「これから」もスクールアイドルが好きなあらゆるひとを受け入れられる、そんな自由な場所としてありつづける。
メンバーそれぞれの未来への歩みが描かれつつ、それらを見た果林が卒業への意識を強めていく。大人びていて、俯瞰できてしまうからか。そんな果林に寄り添えるのはやはりエマと彼方。
過去の楽しい思い出から離れがたく、終わりが来なければいいのにと願ってしまうけれども、まずは今この瞬間を大切にすること。前向きな終わりの形へ。
2 期最後の目標として提示された虹ヶ咲単独ライブ、果たしてどんなものになるだろうか。歩夢へのメールはミスリードっぽいが、侑のコンクールは……?