中島めぐみさんの誕生日だったので。
ラブリーの単独当番回ではないけど、ラブリーの青臭くはあるが、心に響く言葉の多いこの回をお祝いに観る回に選んだ。
暗喩に満ちた、神秘的な回である。
目の下の涙の紋から、戦場となる涙の海を作り出すシーン。涙の海でミラージュがゴンドラを漕ぐシーン。鏡が砕けると共に、鏡に封印されたミラージュの心が解放されるシーン。
そして最後、ミラージュの歓喜の涙が、呪いの涙の紋を消すシーン。
抽象的な描写だけでなく、ラブリーとミラージュが愛に対する正反対の想いをぶつけあう戦闘シーンも熱い。
いつものゴスロリとは正反対の、多くの翼を持った悪魔然とした姿のミラージュ。より戦闘向きのデザインが激しい戦闘にもよく映える。
劇中の愛憎が収束する、ハピチャの実質的な最終回か。
ラストをこの回以上に盛り上げることは、残念ながら出来なかった様に思う。これ以降、ラストまでの数話は消化試合のようになってしまった。