本日のリアタイ実況。
ジャンプコミックス16巻収録分。連載当時、巻頭カラーだったエピソードも含む。
巨人の城という、「文字通りの意味で」巨大な敵。こんな途方もない相手に剣で対抗するという、描き方ひとつで荒唐無稽な画づらになってしまいかねない戦いが、最高に格好良く書かれていた。
鬼岩城がCG化された効果もあったのかも知れない。
そんな新しい武器、「ダイの剣」のお披露目。サブタイ自体がネタバレになることを避けたのだろうか?
「その名前は…ダイの剣以外に考えられない!」この直球な命名は、ロトの剣へのオマージュかもしれない。
このあとポップの父ジャンクが、ロン・ベルクと呑み始めるやり取りが原作にはあった。ロン・ベルクの渋い台詞含め、まるごと切られてしまったのはちょっと残念。
以下は原作にあった、レオナの名言。
「国とは土地や建物の ことではありません 人間が生きていれば そこが国です!!」(スペースは原作では改行)
今回、それが以下の様に変わった。
「国とは、そこに生きている人々です。生き延びることが先決です!」
どちらも悪くないけど、後者のほうが状況に合わせたわかりやすい台詞になったかな。
かように、大国の君主であるベンガーナ王にも毅然と主張し、非常事態にも取り乱さない人間力。一方で、そんな状況でもダイの活躍を無邪気に喜ぶ、レオナの表情の豊かさが愛おしい。