2回目視聴。
「仲間など要らない」という台詞は初めてではない。テニス部で起きた何らかの事件が関係しているであろうことは、初変身回の5話の時点で既にほのめかされていたが、この伏線が25週後に回収された。
トロプリには悪人がおらず、それがトロプリを明るく楽しいものにしていた理由のひとつ。つまり、意見や立場の相違ですれ違うことはあっても、悪意が描かれたことはなかった様に思う。そこに登場した他校のニッパー子二人組、こいつら真っ黒じゃないか。
「大人の事情だから我慢しなさい」と言われれば、普通なら「悪いのは大人」というわかりやすい構図になりそうなところ、それを言うのがよりよってパートナーの百合子だったのが切ない。
こんな経緯があり「仲間など要らない」と言っていたあすかが、ローラにだけは腹を割って、つらい過去のことを話してくれた。自分には仲間が必要であることがよくわかったから、もうローラらプリキュアたちに向かって「仲間など要らない」とは言わない。
28話のみのりん回で、「再び創作に向き合って欲しい」と書いた。
同様にあすかにとっても、「今一番大事なこと」はやはりテニスなのではないのか。