本日の朝実況。
キュアハートの伝説の「生徒会長名乗り」から、アバン早々に一気に最高潮に。キングジコチューの体内へ、国王の魂を目指して潜入する熱量ある展開は、最終局面にふさわしい。
途中、ロゼッタ、ダイヤモンド、ソードとしんがりからひとりずつ抜け、敵の追っ手を食い止める役を買って出る。「ここはわたしにまかせて」と言わんばかりのこれらのシーンは、いわゆる「フラグ」そのものだがw、3人ともフラグに屈することなく生還する。まったく強い。
「ジコチュー」つまり、利己と利他が対立軸として描かれる様に当初は思われた。それは、亜久里とレジーナを戦わせることに審判を委ねた、王女の当初の思惑とも一致する。
しかし、ここ最終局面に至って「愛ある利己」も存在しうることが描かれ、善悪の基準はそんなところにはないとでも言わんばかり。善の本質はもっとシンプルで、そこに「ドキドキ」、即ち愛があるかどうか。そんな、強引ではあるけど力強いメッセージを感じる。
一方で、キュアエースとレジーナの和解が明確に描かれなかったのが残念だ。二分された魂が互いの愛を認め合い、許し合うことがこの回の象徴となるはずが、うやむやになった。
そういえば43話の回想でも、王女はキュアエースを「愛の切り札」と呼んでいた。自分自身を審判者と位置づけ、二者の戦いに対しては中立の立場であるはずの王女が、何故かキュアエースにだけ肩入れしている様にもみえた。