人生を悲観するしかなかった珠彦がユヅと出逢い、彼女自身の愛らしさだけでなく、隣人との関係や価値観までもが変わっていき、生きる意味そのものが塗り替えられていったのが心地よかった。
長い冬を過ごしてきた珠彦にとってはまさしく春の嵐、或いはおとぎ話な出来事であったことだろう。珠彦目線でユヅに感情移入出来るかが、物語のほぼ全てだったのではないか。
音楽面ではOPと、最終回のEDにもなった「戀の歌」がとても良かった。
たった1クールで終わりとは惜しい。
ストックはあるのだろうし、2期を観たいという気持ちはある。ただ、昭和に入ってからは幸せが長く続かないのだろうと思うと、それもつらい。