サポーター

ぷーざ
@pooza

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全体
良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

聞けば、「めぐりあい宇宙」以来のファーストガンダムの映画化だったそうで。(以下、たぶんネタバレあり)
自分にわかるガンダムはファーストだけ。しかし15話には特別な思い入れを持っていたので、ある意味待望の映画化だ。
特別な思い入れ?…正直に申し上げると、オモシロ作画などを散々ネタにしてました。ファンの皆さんごめんなさい。

まずはCGによる、シャープで誤魔化しのないモビルスーツ作画に驚いた。15話の醍醐味である「モビルスーツの格闘」も大迫力。この時点でまず15話とはえらい違いだ!(投石でミサイルを撃ち落としていた、「野趣あふれる」ドアンが観られなかったのは残念だが)
丸っこいキャラクターデザインは、なんというか、いかにも安彦さんという感じ。カーラのキャラデザも可愛らしいものになり(15話のツンとしたデザインも悪くないけど…そもそも原作にカーラって名前あったっけ)、ドアンと共同生活をしている子供も増えてハートフルな展開。事あるごとにアムロに投石していた、15話の凶暴な子供たちとはえらい違いだ!

口うるさい上官だったブライトも実はいい奴だったとわかるし、ホワイトベースの仲間たちも、兄貴分のスレッガーを筆頭に人情にあふれている。
特に、アムロを置いて出港すると聞いて泣き出してしまったフラウ。「こんないい娘を泣かせるとは、アムロはなんて馬鹿野郎なんだ、コラ」などと思いながら観ていた。
また、カツはいわゆる「きれいなカツ」だった。Zを途中でリタイアした自分は、バーサーカー化したカツのことをよく知らないのだけど。

閑話休題。
民間人と共同生活しつつ、守りながら戦わなければいけない「アムロの未来」に重ねたキャラがドアンである…という15話の解釈をどこかで聞き、なるほどと思ったことがある。この解釈を念頭に観ると、島の子供たちとホワイトベースの民間人たちが合流し、アムロやドアンを応援するラスト展開は胸熱。本当の15話はこの様な回だったのかも。
また、ザクを海に捨てる有名なラストシーンがある。「ドアンはザクなしに、島の子供たちを守り続けることができるのか?」と違和感を持ったけど、「補給を受けられないドアンは、ザクを運用し続けていくことが出来ないな」と思い直した。補給が受けられない以上、ザクに頼った自衛は近い将来に確実に破綻する。
ミサイルが発射されたことで、島はジオンにとっての戦略的な価値を失ったし、またドアンは古巣からのしがらみも断つことができた。なるほど、ここまでやればザクも不要だろう。

EDが良かった。
劇中で触れられていた重要イベントが上手く消化されていた。ここの作画も、いかにも安彦さんという感じ。
シャアの登場は…まぁ、話題作り以上の価値はなかったと思うw
次は強行突破作戦(32話)でお願いします。



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