本日の夜実況。
ゲスト登場の「ゆり」「かなこ」コンビのキャラデザがすばらしい。(一度プリキュアを演じて後のシリーズで別キャラでゲスト出演したのは、今のところはかなこ役の宮本佳那子さんだけ)こんなとびきりスペシャルな要素があるのに、今から苦言を言わなければいけないのは心苦しいが。
スイーツノートはひまりが登場した頃から持っていた、キャラクターデザイン(性格なども含めた広義のキャラクターデザイン)の中核にあったアイテム。立花先生が言っていた様に、ノートはひまりの叡知そのもの。知性派キャラであるひまりにとっては、それは「ひまりそのもの」と言っても言いすぎではない。
スイーツノートを失ってひまりが得たものは自信、要するにアイデンティティか。自分は28話がとても好きなのだけど、あの時とよく似た葛藤を今回もう一度繰り返しているのは茶番と感じるし、また、今回ひまりが得た自信もすぐに忘れられてしまう気がする。「スイーツノートを失う」などという大イベント、脚本の観点からは切り札のようなプロットのはず。その引き換えにひまりが今回得たものが何だかとてもふわふわしていて、どうにも安すぎると感じる。
また、ひまりにとっての「孤独」がネガティブに描かれているのも気に入らない。
趣味とは本質的には無価値で、なんの付加価値もない故にそれ自体に価値があるもの。趣味(スイーツの科学)を極めることと、人とつながれることはそれぞれが素晴らしいことだけど、全く異なる別の価値でしょう?
これらの異質なものをレッツらまぜまぜして、スイーツの科学そのものに興味を持っていたはずのひまりに「スイーツで人とつながれる」と言わせてしまっていることに違和感。大げさに言えば、オタク気質への否定とも感じられる。
立花先生とひまりの、その後の関係が描かれていたシーンはとてもよかった。