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ぷーざ
@pooza

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良い

ジャンプコミックス、35巻から36巻にかけて。
36巻の表紙裏コメントは三条先生。次回放送分の内容について触れているので、この話題も次回に。

「天地魔闘の構え」との決着は、シャハルの鏡からのアバンストラッシュXという、劇的な展開で締めくくられた。
この状況でダイが繰り出した技が、ギガストラッシュではなくアバンストラッシュXだったという、この展開が好きだ。アバンストラッシュXは、そもそも大魔王と戦う為の技としてダイが生み出したもの。ダイがこの技に懸けた想いが遂に果たされた。

感慨にふける間もなく、目まぐるしく次の展開が始まる。
ダイは背後から大魔王に接近し、大魔王の心臓に「ダイの剣」を突き刺すという不意打ちを敢行。

一瞬…であった………!!

大魔王がストラッシュXで腕を切断され、
よもやの事態に我を失ってから、この瞬間まで!!

それは時間にしても…
1秒にも満たない間だった!!

だが…その間に!!!
ダイは次の行動を起こしていた…!!!

自分は、原作のこのナレーション(改行句読点等、若干編集あり)がとても好きなのだけど、アニメではまるまるカットされている。
ナレーションのない本作で、このナレーションがカットされることはだいぶ前から予想していた。漫画とアニメーションは表現として異なるものだから、アニメーション作品にとってこのナレーションがノイズであってもそれは理解する。
しかし、たとえナレーションを抜きにしても、原作では5ページも使って読者の度肝を抜いたシーンなのだ。それにしてはこのシーンはあっさり過ぎないだろうか?

ナレーションに代わる演出がなかったのが残念。「とても良い」を「良い」に減点しているのはそのせい。
一方、ここで地上に場面転換して、メルルの指がぴくりと動く描写が入ったのはよかった。

ピラァ・オブ・バーンについては、もう言葉もない。
ポップはシャハルの鏡という切り札を最後まで隠し通したけど、同様のことをもっととんでもない規模で大魔王にやられてしまった。
ダイは老バーン戦での敗北に続き、2回目の絶望。しかも今回は「戦う意味」という、もっと根元から心を折られてしまった。
ここばかりは、大魔王のほうが何枚も上手だったという敗北感だ。



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