#キュアプレシャス生誕祭 として。
おばあちゃんに会うこと自体が目的だったわけではないけど、ともあれゆいは、ずっと会いたかったおばあちゃんと再会できた。
会って話したかったことは色々あっただろうに、ゆいが選んだ話題は結局、おばあちゃん格言「ごはんは笑顔」の意味についてだった。
曰くこの言葉が受け継がれていくとすれば、サブダイ通りに「未来へのバトン」なのであると。ただの言葉だから役に立たないことが多いだろうが、つらい状況でのがんばりの最後の一押しになるかもしれない。たった一押しが運命を分けることもある。
本人に必要とされる努力が安易に割り引かれたりすることはなく、あくまでエール。この控えめなエールがセンス良いなと思う。
そして、最後の一押しとなる「未来へのバトン」をはじめ、この回の過去への訪問で得られた経験全体が、最終局面への布石となっている。
ナレーションの正体がおばあちゃんであることは、シリーズを通して小出しにヒントが出され、この回にてほぼ決定的な確信になる。
以後ラストまでの短い話数だけど、ナレーションはおばあちゃんの立場でも語りかけてくる様になる。上手い仕掛けだなと。