本作は小説家なろうにて連載経験があり、同作はメディアミックスによって小説以外にもコミカライズ版が存在する。制作は「ギークトイズ」が担当しているが、同社は設立からまもないため制作作品は少ない。同社の制作作品としては「デートアライブⅣ」などが挙げれられ、次期クールにおいては「ライアーライアー」の制作を担当している。映像については、2話時点においてはそれほど質の低いものとは感じなかったが、先述した通り、本作を担当する「ギークトイズ」は設立してまもなく、よって今後継続的にクオリティを維持できるかが不安要素であると感じた。キャラクターについては、タイトルにもある通り主要人物全員が人間不信となっているが、同不信の要因について、一話の回想のみで済まされる場合は、少しストーリーの展開を図る上でのキャラ付けとしては淡白に感じた。ストーリーについては、異世界において人間不信同士のキャラクターたちが絆を深めていく内容となっているが、先に示した通り、現状のキャラ設定のみでは、ストーリーの奥行きが生まれないように感じた。音楽に関しては、opは登場キャラクターの一人であるゼムの声優を務める「土岐隼一」が担当し、edはシンガーソングライターの「阿部真央」が起用されている。