グリッドマンシリーズの派生にあたる2作目。
シナリオ的な面白さよりもダイナゼノンvs怪獣の躍動感のある戦闘シーン、華を添えるオープニングテーマとエンディングテーマ、個性的なわけではないが親しみの持てるキャラクター達の絶妙な距離感、日常シーンのカット割や演出などアニメーションとしての技法が際立つ作品だったかな。
特に前作のグリッドマンでは主人公とヒロインが明確な恋愛関係になることはなかったけど、本作では蓬と夢芽の関係にかなりフォーカスしてお互いに好意を寄せる過程を繊細に描いていてよかった。2人ともめちゃくちゃ”普通な人”なだけに、普通じゃないダイナゼノンへの搭乗という経験を通じて成長していく。蓬からの告白シーンも素晴らしかった。
割と個性的な作風ゆえに人を選ぶ作品ではあるが、個人的にはグリッドマンに続いて楽しめた1クールだった。好みでいえばめちゃくちゃ好き。
次の展開もありそうなので楽しみ。