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全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

近未来の京都を舞台にした本格的なジュブナイルSF
「この世界が作り物ではないのか?」という疑念は割と誰しも想像することだよね(シミュレーション仮説とかそういう思考実験的なものも色々あるし)
この作品世界はそもそもバックアップ的に世界という箱庭を作ってしまった世界、とでも言うのか
未来から来た自分から「この世界は作り物だ」と教えられ、自分はその未来から来た自分(先生)に女の子と仲良くなるために色々となすべきことを教えてもらう…そしてそれは世界の秘密でもあり先生の存在理由とも密接に結び付いている…
少年と少女の物語というのはやはりいつの時代も王道を行く良さがあるけど、やっぱりアニメ映画ってこれでいいよね、と思えるものがあった
ただジュブナイルというだけでなく、とりわけ後半パートで先生が主人公とヒロインに向ける感情に共感してしまった
世界の多層構造は何となく読めてはいたけれど、ED後のラストは想定してなかった…報われて良かったよ(泣)
ちなみに、個人的にはこれが初の野崎まど作品になった
野崎まどの作家性は衝撃的、とか、最近だと本屋大賞で上位だったりとかで色々目にするけど、ちゃんと触れたことはなかったので、改めて色々読んでみたいと思った



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