「お前は今日から三か月後、 一行瑠璃と恋人同士になる」
京都に暮らす内気な男子高校生・直実(北村匠海)の前に、10年後の未来から来た自分を名乗る青年・ナオミ(松坂桃李)が突然現れる。
ナオミによれば、同級生の瑠璃(浜辺美波)は直実と結ばれるが、その後事故によって命を落としてしまうと言う。
「頼む、力を貸してくれ。」彼女を救う為、大人になった自分自身を「先生」と呼ぶ、奇妙なバディが誕生する。
しかしその中で直実は、瑠璃に迫る運命、ナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された大いなる秘密を知ることになる。
世界がひっくり返る、新機軸のハイスピードSF青春ラブストーリー。
たとえ世界が壊れても、もう一度、君に会いたい──
設定・展開が凝ってて良かった
月世界の直美はなんで脳死になったんだ...?
2037年世界の直美がこの世界も記録であることに気づいたシーンは流石に鳥肌
2037年世界で一行さんを連れて自転車で逃げる所は映像的な快感があった
野崎まど脚本らしい圧倒的なSF力
そして、SFロマンスはやっぱり独特の良さと感動がある……
最後の1秒に全てひっくり返るというキャッチコピーは、文字通り本当で、CGが作画になるのも含めて圧巻でした
すげぇ、数多くのしょうもない3DCGアニメーション映画観てきたけど、この映画は微細な動きをなるべく入れつつ絶妙に違和感を感じさせない(覚えさせない)上手いバランスが取れてる。
こんなに綺麗に動くキスシーン見たことない。
ストーリーは色々おかしいところもなくはないけど、全体的には良かった。
3D アニメーションだという事を感じないくらい自然な 3D アニメーションだった
CV もキャラクターに合ってると思う。棒読みと言われればそうなのかもだけど私はすきだよ
世界の構造とか何がどうなったとか無限に考えられるお話。誰かと一緒に見よう
いろいろ考えまくった結果、初回視聴後1ヶ月程度寝不足に悩まされる程度には考えまくって沼った
上映から 3 年経ってもまだ新しい発見が出てくる。まだまだ楽しめそうだ……
挿入歌の知名度が異様に高いのにこちらを知らない人が多い。全人類見て……
こちらを見ずに挿入歌聞いても良い曲だなー程度だけど、見てから聞くとやばい。見てから聞いて……
感想はとても語り尽くせないので、こちらに。
https://note.com/alltale2037/m/m67735d71344f
スピンオフ小説、ifを読み終わったから3回目
伊藤監督と岩浪音響監督のトークショー付き
2回目
感動した
前情報も期待も控えめで見に行ったら、これが良質のジュブナイルSFで、とても嬉しい出会いになった。こういうの好き……。
舞台は宇治川を含む京都。土地鑑があればもっと楽しめただろうに、と現地の人達が羨ましい。
舞台が京都だからというわけではないだろうが、キャラクターデザインは堀口悠紀子さん。メインキャラの大部分は3DCGで描かれているが、ここまで堀口さんの絵のニュアンスを表現できるのか、と感心しきり。後でパンフレットに掲載されている設定画を見ると、さすがに御本人が描いた絵は3DCGよりもさらに数段魅力的だったが、これはもう仕方がない。
クライマックスで板野サーカス的なシーンがあったが、クレジットにモーションアドバイザーとして板野一郎氏の名前があり、実は純正板野サーカスだったとわかりびっくり。
素材協力として「世紀末オカルト学院」がクレジットされていたが、全然気づかなかった。どこで出てたんだろう?
「現実と仮想世界」に対する価値観や距離感は、時代による変化が大きく、すぐに古びてしまいかねない難しさがあるが、"今"の感覚にマッチする描き方になっていると思う。この手の題材はともすれば理に走って潤い不足になりがちだが、初恋や京都といった要素が適度な潤いをもたらしてくれていた。
学校のアイドル的キャラの勘解由小路美鈴は、自分がいるのが仮想世界だと知っているまであると予想していたのだが、全然そんなことはなくて「あれ?」と戸惑いが。堀口さんも「一番ワクワクしながらデザインしました」とコメントしている通り、重要キャラにしか見えないデザインなんだよなあ。
小説などを含めると世界観が拡がっていくのでSF面で考察のしがいがあり、そういう意味ではもう一度見たくなる。
映画単体としてはSFと恋愛両方を収めるには尺が足りていないと感じた。主人公以外のキャラクターの掘り下げが欲しい。
僕が好きなタイプの近未来的映画という感じでよかった。切ない恋とそれを原動力として研究に打ち込む孤独、ドラえもん最終回二次創作と近いものを感じてとても好きなタイプだった。
本作で最も心打たれたのは、一行瑠璃が大人の直実と別れるときの「あなたは私を愛してくれたんですね」「さよなら」のシーン。大人の直実にとっては、攻略法通りに近づいた主人公と比較すると、より「はじめて自分で選んだ人」として一行瑠璃がかけがえのない存在であることが分かる。大切な人、と軽く呼ぶには重すぎるほどに大切な存在、それを思い出に残す間もなく落雷で失ってしまう。これがどれほどショックだったか考えるだけでつらくなる。そして、長い長い努力の末に救い出してもシステムに阻まれ、結局主人公と一行瑠璃は帰って行ってしまうことになる。徒労感と虚しさと喪失感にまみれてしまいそうな大人の直実に響く一筋の光としての救いの言葉、本当に、この切なさが一番好きだと僕は感じた。
一番最後のどんでん返しも好きだったけど、正直オタクを喜ばせる演出やろという感じなので、僕にとっては、たとえ仮想世界上の出来事であったとしても、確かにそこには本物の物語があったということが、この物語が好きな理由だと思う。
良かったけど、グットエンドなのか?(そういう雰囲気出しているしいいのか?)
よくわかんねー世界に放り出されてもきっと二人なら、困難を乗り越えていけると信じましょうかね。